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湖東焼の自然斎が赤絵金彩で四季の花々を細密描写した大型花瓶を出品致します。幻と言われる湖東焼の中でも更に作品数の少ない自然斎の作品は殆ど市場に出ることがありません。稀に市場に出ることがあっても、その殆どは小鉢や香炉などの小品です。それに対し、出品の品は高さ33cmの角形大花瓶です。金彩はほぼ完璧に残されており、未使用品と言ってもよい保存状態です。ワレ、カケ、ヒビなどの瑕疵は当然ありません。また、作品には珍しい共箱が付きます。器体全面にはびっしりと赤絵金彩で細密絵付けが施されています。胴の四面にはそれぞれ、春の牡丹、夏の雛罌粟、秋の鶏頭、冬の山茶花が見事な筆致で精魂込めて丁寧に描かれています。自然斎の作品には、絵付け後に町売りに出した日用品と彦根藩委託品の二種類があったようですが、本作は作品のレベルの高さから、間違いなく後者の彦根藩による絵付け委託品であると思われます。湖東焼は、文政12年(1829)に、彦根城下の商人絹屋半兵衛が、仲間と共に始めたやきものです。天保13年(1842)、井伊家12代直亮の命により窯が彦根藩に召し上げられ、その後、13代直弼、14代直憲の代に藩窯として運営されました。自然斎(じねんさい)(1821~1877)は、湖東焼の絵付師としてよく知られた人物です。中山道鳥居本宿の自宅で旅館を営むかたわら、原村の床山や高宮村の赤水、白壁町の賢友と株仲間を結成し、彦根藩の許可を得て藩窯から白素地を仕入れ、絵付を行いました。自然斎は、赤と金で絵付を行う赤絵金彩や、赤や黄、青などの多色で絵付を行う色絵の技法を駆使し、華やかで細密な絵付の作品を多く残しています。その模様は、山水から花卉、鳥獣、人物まで多岐にわたっています。本作はその中の赤絵金彩の代表作と言っても過言ではないでしょう。明治陶磁器に関する趣味のブログも書いております。ご高覧頂ければ幸いです。
オススメ度 4.6点
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